「生活のために働かないと!でも体調が…」体調に不安を抱えて短期就労を考えるいちすけさんの話

就労移行支援

うつ症状が悪化して会社を辞めたいちすけさん。一人暮らしのため、稼がなくては生活できないと悩んでいます。とはいえ体調が心配で、短期バイトか派遣を検討しているようですが…。

※この話は過去の相談事例にもとづいて再構成しています。相談者は架空の人物です。

体調悪化で退職。生活できない!

うつ症状が悪化して前の会社を辞めました。半年たって体調は前より落ち着いてきたし、一人暮らしなので生活費を稼がなくてはいけません。

いちすけさん
いちすけさん
エナベル市川
エナベル市川

大変でしたね。体調が前より落ち着いてきているようで何よりです。生活費を稼ぐために、具体的に考えていることはありますか?

またフルタイムで働きたいと思っています。ただ、また体調を崩したらと思うと不安で…。そうなると、短期アルバイトか派遣でつなぐしかないのかなとも思って、どうしたらいいかわからなくなっています。

いちすけさん
いちすけさん

体調悪化が心配で短期バイトを繰り返す?

エナベル市川
エナベル市川

短期で働くことについては、いちすけさんはどう思いますか?

じつは新しい環境がとても苦手なんです。
前の職場でも、人事異動で上司と仕事内容が変わったことがストレスになってしまいました。本当は、一つの職場で長く働ければ一番うれしいんですが…。

いちすけさん
いちすけさん
エナベル市川
エナベル市川

新しい環境に馴染むのは難しいことですね。体調を維持しながら働くには、安心できる職場環境はとても大切です。体調の安定が、仕事で能力を発揮できる好循環につながるからです。

「就労移行支援」で体調コントロール法を身につける

働きながら体調を維持するには、どうすればいいんでしょうか?

いちすけさん
いちすけさん
エナベル市川
エナベル市川

就労移行支援で、体調コントロールの練習を積むといいですよ。どんな状況でストレスを感じやすいか、ストレスを感じると体調にどんな変化が起こるのかをまず把握すること。それから、回復の手段をいろいろ考えて、試しながら身につけていくんです。

回復の手段ですか…!今まで、体調の波はどうにもならないものだと思っていました。自分で対処して回復できるなら、きっと楽になると思います。

いちすけさん
いちすけさん
エナベル市川
エナベル市川

エナベル市川では生活リズムを一緒に見直し、体調を崩しにくい体づくりをサポートしています。最初は少ない通所日数・時間から体を慣らしていくので、ブランクがある方でも取り組みやすいですよ。

はじめから週5日の会社で働くより、慣らす期間があると安心です!
短期バイトを繰り返すより、失業保険を受け取りながら就労移行支援でじっくり次の準備をしたほうがよさそうだな…。

いちすけさん
いちすけさん
エナベル市川
エナベル市川

そうですね。企業見学や体験実習にも参加できますので、いちすけさんが安心して働ける職場が探しやすいのも就労移行支援のメリットです。

体調を整えるだけじゃなくて、就職活動もサポートしてもらえるんですね。
あせらずゆっくり、自分に合う働き方を見つけていきたいです!

いちすけさん
いちすけさん

いちすけさんのお話まとめ

うつ症状が悪化して会社を辞めたいちすけさん。一人暮らしのため生活費を稼ぐ必要に迫られているものの、体調が心配で短期バイトか派遣を検討していました。

  • 新しい環境が苦手で、実は短期アルバイトや派遣で働くのが不安
  • 本当はひとつの会社で長く働きたい
  • エナベル市川の就労移行支援でセルフケアの方法を身につけ、体調を崩しにくい体づくりを目指す
  • エナベル市川は少ない通所日数から慣らしていけるので安心
  • 企業見学や実習を通して、自分に合った会社を見つけやすいのも安心材料
  • 焦って短期の就職をするより、失業保険を受け取りながらじっくり次の就職の準備をするほうが自分に合っていると思った

自分の特性を理解することが、長い目で見て回り道にならない

いちすけさんが「短期バイトを繰り返すより、失業保険を受け取りながら就労移行支援でじっくり次の準備をしたほうがよさそう」と感じたところがポイントです。自分は環境の変化が苦手だとわかっているいちすけさん、目先の収入にとらわれず、自分に合わない働き方を回避できたのは大きな収穫でしょう。

自分が納得した働き方・自分に合った働き方は長続きしやすいもの。そして、就労移行支援で体調管理の方法を学ぶことも大切です。「もし体調を崩してしまっても自分で回復できる手段を持っている」ということは、当事者にとっても一緒に働く人たちにとっても非常に安心できることだからです。実際に、障害者雇用を行っている企業の多くは、「自己理解ができている人」「体調回復の手段を持っている人」を求めています。

就労移行支援で訓練する期間は長いと感じるかもしれません。収入面での焦りもあるでしょう。それでも、この期間に特性理解を深めてセルフケア術を身につけることができれば、この先の短期離職を避けられるかもしれません。長い目で見て回り道にならない可能性は十分にありますよ。