就労移行支援事業所エナベル市川は、会計事務所をルーツとして創業したのが大きな特徴。簿記を学ぶのにうってつけの場所といえますね。しかし、ネットやSNS上には「簿記は必要なくなる」「簿記はいらない」といった、簿記を学ぶ必要性を問う投稿がたくさん。「これから簿記を勉強して役に立つのかな」と迷っている方も多いのではないでしょうか。
そこで今日は、「そもそも簿記とは」に立ち返り、エナベル市川で簿記を学ぶメリットを解説します。就職に役立つ資格を取りたいと考えている方は、ぜひチェックしてください。
そもそも簿記とは?
そもそも簿記とは、どんなものなのでしょうか?
こちらに、日商簿記検定公式サイトの説明を引用します。
簿記は、企業規模の大小や業種、業態を問わずに、日々の経営活動を記録・計算・整理して、経営成績と財政状態を明らかにする技能です。
簿記を理解することによって、企業の経理事務に必要な会計知識だけではなく、財務諸表を読む力、基礎的な経営管理や分析力が身につきます。また、ビジネスの基本であるコスト感覚も身につきますので、コストを意識した仕事ができるとともに、取引先の経営状況を把握できるために、経理担当者だけではなく、全ての社会人に役立ちます。
商工会議所の検定試験 https://www.kentei.ne.jp/bookkeeping/about
「簿記=経理、経営」というイメージを持つ方も多いと思いますが、簿記は身近なところでも活用することができます。
転職で会社選びの失敗を回避できる
簿記には「貸借対照表(B/S)」や「損益計算書(P/L)」が登場します。これらは財務諸表の一部で、会社の経営状態を表すものです。
自分が今勤めている会社や転職したい会社の財務諸表が公開されていれば、それをチェックすることで「この会社は好調なのか?ちょっと危ないのか?」「会社は何を重視していて、どこにお金を使っているのか?」「倒産する可能性はどのくらいあるのか?」がわかります。
簿記の知識があると、転職した矢先に会社が倒産して失業…というリスクを回避できるかもしれないな。
有名でなくても財務状況のよい企業に就職すれば、年収が上がりやすい可能性もありますね。
家計管理にも応用できる
簿記の知識は、仕事だけでなく家計管理にも応用できます。自分の家の「損益計算書(P/L)」「貸借対照表(B/S)」を作ることによって、家計の状態がよくわかります。何にお金を使いすぎているのか、貯金のバランスはどうか、そもそも赤字になっていないか、といったことですね。
家計を良くする(生活が楽になる)ために、家計の弱点や必要なアクションが見えやすくなります。
自分の家の家計なら、身近に簿記の知識を活かせますね!
簿記を学んで家計管理をするようになったら、貯金が増えたという人もいますよ。
「経理事務はAIに取って代わられる」というけれど…
AIはディープラーニングによって業務効率を大幅に向上させることができます。経理・会計業界でも、実際に領収書を読み込ませて仕訳させるといった作業が行われているようです。とくに、大量のデータを短時間で処理できるのはAIの強みですね。
しかし、AIはまだ発展段階にあります。お金に関する大事な情報ですから、人によるチェックや微調整はやはり必要。
少なくとも今はまだ、AIに完全に仕事を奪われる段階ではなさそう、と言ってよいでしょう。
きめ細やかなコミュニケーションは人だからできることで、AIには難しいです。これからはこのように、単純な処理能力以上に、自分の仕事に付加価値をつけていく必要がありそうですね。
簿記の資格は何種類ある?それぞれの違いは?
簿記の資格は、日本商工会議所が行う「日商簿記検定」と、全国商業高等学校協会が主催する「簿記実務検定試験」(通称:全商簿記)、そして全国経理教育協会が主催している「簿記能力検定試験」(通称:全経簿記)があります。
それぞれの違いはあるんですか?
全商簿記は、商業科や商業高校の高校生が多く受験します。上級の試験に合格することで、進路決定や就職にも役立ちます。また全経簿記は、経理・会計専門学校に通う学生向けの資格です。
エナベル市川では、日商簿記検定3級の取得をおすすめしています。
日商簿記の受験資格はとくに条件が指定されておらず、年齢・性別・学歴・国籍の制限なく受験することができます。そのぶん認知度も高く、日商簿記2級以上については合格者の評価も高め。ですが、社会人の素養・基礎知識という観点で考えれば、日商簿記3級があれば問題なく仕事や生活に役立てることができるでしょう。
簿記はどうやって勉強すればいい?
簿記の資格はスクールに行かなければ取れませんか?
日商簿記3級でしたら、スクールに通わなくても大丈夫ですよ。
日商簿記3級は、テキストや問題集を繰り返し解くことで合格に近づいていけます。とはいえ、独学で完全に1人で勉強すると、分からないところでつまずいたりモチベーションを保つのが難しかったりしますよね。
つい面倒になって、「来年受験すればいいか」なんて先送りしてしまいそう。
そこでおすすめなのが、誰かと一緒にやること。エナベル市川では、日商簿記3級の資格取得に向けて、スタートから合格までマンツーマンで伴走します。
エナベル市川で簿記を学ぶメリット1:知識が業務に直結する
エナベル市川で簿記を学ぶ最大のメリットは、身につけた知識をそのまま業務に活かせることです。就労継続支援A型エナベル市川では、会計事務所や税理士事務所、一般企業様から委託された会計業務を行っています。そのため、A型では簿記の知識を存分に発揮できるでしょう。
また、就労移行支援でもA型の業務の一部を体験していただけるため、簿記を学ぶことでより業務の理解が深まって、仕事の面白さを実感できますよ。
「これはテキストに出てきたやつだ!」と思えば、仕事も分かりやすいですよね。
自分が関わっている仕事の中身が分かってくると、作業の質が向上するのはもちろんですが面白味も全然変わるものです。さらに、簿記検定で学んだことも定着しますしね。
資格って、取ったきり活かせないこともあるから、すぐに役立つのは魅力的ですね。
エナベル市川で簿記を学ぶメリット2:質問しやすいマンツーマン指導
エナベル市川は少人数制の就労移行支援事業所です。プログラムのほとんどは個別ワークで、自分のペースで進めることができます。簿記の勉強も同様で、ほかの人を気にすることなく学べるのがメリット。
簿記の指導は、会計実務経験の豊富な資格保有スタッフが担当します。学習計画を立てたり、不明点を質問したりするのはすべてマンツーマンで行うのでご安心ください。
学校のような集団授業ではないんですね。
はい。就労移行支援は学校と違って、利用を始める時期が人それぞれバラバラなので、集団よりも個別に学ぶスタイルのほうが適しています。
それなら助かるな。集団だと、わからないことがあっても「こんなこと質問していいのかな」って考えてしまいそうで…。
わかります!前に教わったことをもう一度質問するのも、1対1ならできそうです。
エナベル市川で簿記を学ぶメリット3:自分のペースで学習できる
エナベル市川の簿記プログラムは個別で学習するスタイルなので、完全に自分のペースで進めることができます。苦手なところに戻って繰り返し解くのも、動画をじっくり観て学ぶのもOK。さらに、CBT試験を利用すれば受験日も自由に選べるので、焦らずに進めたい方にはぴったりです。
3級がどうしても難しいと感じたら、初級に切り替えて受験するのも良い方法ですよ。
エナベル市川で簿記を学ぶメリット4:就職に役立つ
日商簿記検定3級に合格したら、就職活動のときにぜひ履歴書に記載しましょう。障害者雇用の就職においては、日商簿記3級であっても十分評価されています。
実際に、面接時に「日商簿記3級をお持ちなんですね!当社でも社員全員に、簿記の勉強をするよう呼びかけています」と評価されたケースもありますよ。
経理や会計の専門職でなければ、3級でも十分通用しそうですね。
エナベル市川で簿記を学ぶメリット5:無料で受験可能
エナベル市川独自の取り組みとして、日商簿記など資格検定試験の初回受験費用を全額負担しています。日商簿記3級なら2,850円が無料になるわけです。また、テキストや問題集も事業所に用意していますので、金銭的な負担なく資格にチャレンジできます。
一発合格を目指したいですね!
エナベル市川の就労移行支援は簿記に強い!
エナベル市川で簿記を学ぶメリットを5つ紹介しました。簿記は今や、社会人の基礎知識とも言えるチカラです。
ぜひエナベル市川で簿記を学んで、仕事や生活に役立ててみませんか?